新年なので、VUXのパターンやアイディアをちょっとずつ書き出していこうかなと思います。
サンプル対話パターン
ユーザー
Alexa、今日の天気を教えて
Alexa
今日の神戸市の天気は晴れ、最高気温は16度です。
解説
重要な点は「言ってないのに、神戸市の天気について話し始めたこと」です。「この人は神戸市の天気を知りたいはずだ」ということを Alexaはどこで判断したのでしょうか?
もっとも簡単な方法は、「その場で聞く」です。
ユーザー
Alexa、今日の天気を教えて
Alexa
どの街の天気を知りたいですか?
ユーザー
神戸市
Alexa
神戸市の天気は〜
はじめて使う場合や、その場限りでよければこれだけで十分です。
しかし毎日使うとなると、「それくらい覚えておいてくれよ」という気持ちになります。
そのためAlexaではよく、DynamDB(データベース)やDevice API(デバイスの現在位置を取得するAPI)などを用いて簡略化するように作られます。
人間の会話では、このほかにも「前回話していた内容」や「Noと言ったこと」などを自然に記憶し、その記憶に応じた会話がなされます。そのため、VUIアプリを構築する場合も、「私はあなたのことを知っています」という振る舞いができるようになる必要があります。