定型アクションでカスタムスキルを利用できるようにする

2019年10月末、日本語のAlexaでもカスタムスキルを定型アクションに利用できるようになりました。

ここではその設定方法を紹介します。

カスタムスキルを定型アクションに設定する

カスタムスキルを定型アクションで利用する場合、アクションを追加するタスクで「カスタムスキル」を選択する必要があります。カスタムスキルは、一般的によく使われている「人気のスキル」とすでに有効化されている「マイスキル」の2種類から選ぶことができます。

どちらを選択しても、対象のスキル一覧が表示されます。追加したいスキルを選択すると、確認画面が表示されますので、「次へ」を選択すると作業完了です。

カスタムスキルを定型アクションに組み込むメリット

フラッシュニュースやスマートホーム系のスキルではこれまででも定型アクションを登録できました。しかし「ゴミの日を確認するスキル」や「バス・列車の時間を確認するスキル」のような「どちらでもないスキル(カスタムスキル)」を定型アクションでは追加できませんでした。しかし今回のアップデートでそれが可能になります。

例えばゴミ出し情報を話すスキルを定型アクションに組み込むと、「寝る準備」と話しかけたときに寝室の電気をつけるだけでなく明日出すべきゴミが何かを話してくれるという体験ができます。

カスタムスキルを別名で呼び出す

また、任意の名前でスキルを起動できるようになりますので、「スキル呼び出し名のエイリアス(別名)」として利用することもできます。

機能は便利だけれども、呼び出し名が長いまたは覚えにくいというスキルがある場合、定型アクションでそのスキルを起動するだけのアクションを作ることで、自分が設定した名前でスキルを起動できるようになります。

子どもや高齢者が発音しづらい場合の補助としても使えそうです。

カスタムスキルを設定する際の注意点

「xxスキルで明日の天気を教えて」のように細かい指定をつけて呼び出すということは定型アクションではできません。「xxスキルを開いて」と起動させるときと同じ動きになると考える必要があります。

ですので、ゴミ出しスキルを例にすると、「XXを開いて」と話しかけたときに、事前に設定した町名やゴミの種類を話すような動きをするものが定型アクションに向いていると言えるでしょう。UNIX哲学のように「1つのことをうまくやる」スキルが好まれるのではないでしょうか。

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