これまで自分の家専用のスキルを作るには、コードを書いて開発モードまたはβテストとして利用する方法しかありませんでした。(USではfor Businessを使う方法もありますが)
しかしついにノーコーディングでオリジナルAlexaスキルを作ることができる「Skill Blueprint」が日本語に対応しました!
使い方については、別記事を用意していますのでそちらをご覧ください 🙂
目次
Blueprintを使うメリット
メリットはなんといっても「ノーコーディング」でしょうか。
公開範囲が狭いことも、自宅専用や家族専用スキルが作れて良さそうです。
- コードを書かずにオリジナルスキルを作れる
- 自分のAlexaアカウントだけで利用できるスキルを作れる
- 共有も可能なので、身内利用なども可能
Blueprintを使うデメリット
ただしコードを書いてスキルを作るよりも自由度が狭いこともデメリットです。
- 用意されたテンプレートの範囲内でしか作れない
- スマートホームなどとは連携できない
- コードで管理できない
Blueprintの使い所
テンプレートの数がまだ多くないので、できることは限られています。
ただし、かゆいところに手が届くようにはなっているなと思いますので、いろいろ使い所は考えることができそうです。
- フラッシュカードで単語の暗記をAlexaで
- カスタムQ&Aにかかりつけの病院や銀行などの連絡先を登録
- 共有機能を利用して、親や子どもにグリーティングメッセージ
- 家事やボードゲームのルーレット作り
- etc
アメリカでは・・・
そしてこのBlueprint、アメリカではすでにかなりの数のテンプレートが用意されています。
ゲーム以外にも、「パーソナルトレーナー」や「リスニングクイズ」「アドベンチャーストーリー」など、かなりバリエーションが豊かです。
ハウスゲストテンプレートも用意されており、Airbnbなどのシェアハウスビジネスが盛んな証かなぁという印象もあります。
スキルの今後について
かかりつけの病院や家族の情報といったパーソナルな内容については、Blueprintを使って自前で作るパターンが今後増えるのではないでしょうか。
サードパーティのスキルに個人情報を入力することをあまりよく思わないユーザーも少なくないと思いますので、カスタムスキル作者は「スマートフォンアプリとの連携」や「パーソナライズされた動作」といったBlueprintが提供できないメリットを提示する必要に迫られそうです。
反面Blueprintができたことで、よりAlexaを使うユーザーが増えてくることが期待できます。家族向けの伝言板や各種情報を教えてくれるアシスタントを作れることは、ユーザーにとってかなり嬉しいことでしょう。「使われる」スキルを作るハードルが上がる反面、ユーザーの母数が増える可能性が高いのではないかと思います。