スマートフォンアプリのように、Alexaのアプリ(スキル)の中で有料のコンテンツを購入できる仕組みが、日本でも一般公開されました。
5月31日、スキル内課金を使ったスキルを日本のAmazon Alexaユーザー向けにも開発できるようになります。スキル内課金を使うと、開発者やコンテンツクリエーターは、プレミアムコンテンツにスキル内で課金して収益につなげることができます。
早速、スキルを開発する際の商品作成方法を紹介します。
目次
作成はAlexa開発者コンソールから
以前はASK CLIからのみでしたが、現在は開発者コンソールからセットアップできます。
スキル内課金を追加したいスキルを選択する
商品はスキルの設定画面から作成します。スキル内課金を追加したいスキルを選択し、「ビルド」のタブを選びましょう。
[スキル内商品]管理画面に移動
[スキル内商品]を選択すると、商品管理画面に遷移します。
「商品がありません」と出ますので、「スキル内商品を作成」を選びましょう。
買い切り・定期課金・都度購入の3つが選択可能
商品は3種類から選べます。一度購入したらずっと利用可能な「買い切り型」、毎月または毎年一定金額を請求する「サブスクリプション型」、そして都度購入してもらう「消費型」です。
また、言語・地域は日本・ドイツ・アメリカ・英国のみサポートされています。スキルがサポートしている言語しか選べませんので注意してください。
追加したい課金タイプと言語を選択して、保存しましょう。続いて言語別の商品設定画面に移動します。
スキル内商品の説明等を設定する
スキルと同様に、説明文やアイコンを設定する必要があります。
また、購入時のメッセージとアプリ側の表示についてはLambdaではなくスキル内商品側に設定する形です。
地域と価格を設定する
続いて価格を設定します。多言語対応スキルでは、言語・地域に応じて価格を変えることができます。
「税金のカテゴリー」があるのは、軽減税率のようなものが国によっては適用されるからでしょうか。デジタルコンテンツしかスキル内商品では販売できないのが伺えます。
サブスクリプション型はトライアルも設定可能
最後にテスト手順を記載して、スキル内商品の作成が完了です。
作成・スキルへの関連付け
商品の作成が終わると、スキルへの関連付けを確認されます。スキル内商品とスキルは1対1の関係ではない様子ですので、類似するスキルを展開している場合などでは使いまわしてもよいかもしれません。
作成したスキル内商品は、他のスキルからも確認できます。いろいろと作って試していきたいですね。
終わりに
まだコードの実装を行う必要がありますが、商品作成自体はブラウザから簡単に行うことができます。
スキルの実装については、技術系ブログの方で便利なライブラリの紹介などもしていますので、あわせてご覧ください。
作成したスキル内商品のデータをcurlで取得する方法も紹介しています。